『精霊の守り人』(上橋菜穂子さん)で泣く

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精霊の守り人(上橋菜穂子さん)

くっきりと、私たちの棲む世界が、私たちの姿が浮き彫りになってくる。これこそが、私の考える異世界ファンタジーだ。
〜恩田陸〜

■ 電車、人前で泣く

残念。

もう、その一言なんです。読後の感想は。
『精霊の守り人』(著:上橋菜穂子さん)を読了しました。

高瀬にとって大好きな本というのは、「自分が出会い読むタイミングによって全然違う姿を見せてくれそう」
かどうかで決まります。

この『精霊の守り人』はまさにそんな本で、さっき電車の中で涙を流し、読み終わりました。
ええ、人前。満席。

叶わぬ願い、ゆえに残念なのですが、この本が出た19年前(1996)の自分に読ませてあげたい。
どう感じるのか聞きたい。
もうそんな本です。

■ 理不尽に流されているあなたへ

【引用】なぜ、と問うてもわからないなにかが、突然、自分をとりまく世界を変えてしまう。それでも、その変わってしまった世界の中で、もがきながら、必死に生きていくしかないのだ。だれしもが、自分らしい、もがき方で生きぬいていく。まったく後悔のない生き方など、きっと、ありはしないのだ。

【出典】『精霊の守り人』著:上橋菜穂子

このフレーズを、

「わかるわぁ」

と言っている小学生がいたら、「ほんまかいや!チャグム皇子レベルやんけ!」とツッコミたくなりますが、『精霊の守り人』は児童文学です。
文庫版は大人が読みやすいように漢字が増やされています。

本屋で「女性の棚」に迷わず進む高瀬には縁のない話ですが、もし万が一、

「児童書コーナーに立つの恥ずかしい」

なんてあなたは、ご安心ください。
新潮文庫のコーナーにございます。

また、『鹿の王』で本屋大賞を受賞されておられるようなので、平積みされているかもしれません。

清々しい朝が、

「はい、頼まれもしてないけど、おにぎり握ってあげたわよ。有り難迷惑ならゴメンね。」

みたいな嫁さまの皮肉に揺さぶられようとも、もがきながら必死に生きていくしかない、いやバルサやチャグム皇子に比べたら俺なんてルンルン生きていける!、そんな勇気をくれます。

(嫁さまは理不尽でもないしね♪…というフォローを入れておくのが高瀬の生き方)

ほなまた!

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