夫婦間に恋ってないの?

恋愛のアイデア


夫婦になると恋はなくなるの?

「何撮ってんの?」
「女の人が連れてるコーギー」
「あ、俺はコーギーがひいてる美女」
バキッ

Q:恋ってどういうものですか?夫婦になるとなくなるのですか?
A:『風が強く吹いている』のハイジさんと走に聞いてみましょう。

はぁ…恋ってどういうものなんでしょうかね。

感じるものですので、僕がどれほど言葉にしても…なんていうかチンケなものになってしまいそうです。

「Don’t think!! Feeeeeel!!!」ですっ♪

…これでは答えにならないので、最近読んでいる本から、少し紹介させてください。

箱根駅伝を目指す、できたてほやほや陸上部のお話なんですが、三浦しをんさんの『風が強く吹いている』。ご存じですか?
映画にもなっているようです。(参考:『風が強く吹いている』DVD

主将の「ハイジさん」と、走ることこそ生き甲斐の大学一年「走(かける)」の会話からです。

■ 恋って、どういうもの?

<どんなに意地悪をされても、苦しめられても、そんなこととは関係なく好きになってしまうときはあるな>

そう、恋ってそれだよぉ!と安易に読者の私は思ってしまうのですが、この「ハイジさん」の言葉に、走ってばかりで恋の経験が無い「走」は納得できません。

そこでハイジさんは、走にこんな話をします。

【引用】「そうか?たとえば走ることは?どんなにつらくても、いやな思いをしても、きみは走りつづけているじゃないか。それは、勝田さんが言ったのと、同じ気持ちからなんじゃないのか」(中略)

 ああ、と走は思った。もしもハイジさんの言うとおり、走ることに対するこの気持ちが、恋に似ているのだとしたら。恋とはなんて、報われないものなんだろう。

 一度魅惑されたら、どうしたって逃れることはできない。好悪も損得も超えて、ただ引き寄せられる。行き先もわからぬまま、真っ暗な闇に飲まれていく星々のように。

【出典】新潮文庫『風が強く吹いている』P255 著:三浦しをん

走に判るように話すハイジさんもすごいと思いますが、その後の走の心模様も胸を突いてきます。

好悪も損得も超えて、ただ引き寄せられる…。

■ 夫婦の恋

なになに?夫婦になると「恋」はなくなりますか?って。
「恋」が冷め、「愛」が生まれる?みたいな?
「夫婦は恋しいから一緒にいるのではないのだ」とか?

ふむ…夫婦になったら恋ってなくなるのでしょうか?

まぁ、「恋」がなくても一緒にいられるのが夫婦ですかね。結婚は修行ですから♪

でもどうでしょう。
一緒にいる理由をなんとでも説明できるのが夫婦、だからこそ「恋」がないように見えている…ということもありそうじゃないですか?

「子どものためを思って」
「離婚するの、大変じゃないの」
「世間の目が」
「一緒にいるのが当たり前でしょ」

こういう理由に目隠しされて、一緒にいる理由「恋しているから」が出てこない。

対して、夫婦ではない男女が一緒にいる理由を説明するのには「気持ち」が大部分を占めてしまうのではないでしょうか。

「だって愛してるから」

後は、「いや、成り行きで」とかか。

見えにくいか、見えやすいか、それだけの違い。

恋が見えやすかった「付き合ってた頃」に比べ、見えにくくなった「結婚生活」…だから「夫婦の恋なんて、もう冷めた」と結論づけていることもあるのかもしれない。
そう思い始めました。

気が向いたときの散歩じゃないんだよなぁ、夫婦ってのは。
趣味で歩くんじゃない、プロの長距離走なんですよね。

走ってりゃ苦しいときもあるし、しんどくて吐くこともある。だけど、好悪を超えて、損得を超えて、それでも走りつづけてしまう…一緒にいる。

めっちゃ恋やん、これ。

「あなたと一緒にいて、どれほど苦しんだか…そして苦しんでいるか、わかってるの!」

と、今度嫁に言われたときは、こう言ってやることにします。

「それは、恋だね」と。

…いやいやいや、そんな勇気ナイナイナイ。

ま、好いた惚れたは人の数だけありますから、夫婦の関係もアレでしょうね。

夫婦になると恋はさめるのか?
結論「人による」。…ぷっ。

アレという言葉、当たり前な結論で逃げつつ、この記事から逃げたいと思います。
ありがとうございましたぁ~。

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