過去の変え方

アイデアフレーズ

[`evernote` not found]
LINEで送る

プリンストン大学の心理学教授、ダニエル・カーネマンさんの実験です。
結腸内視鏡が先端についたチューブを、患者に苦痛を与えながら直腸に入れ、腸内で数分上下に動かすというもの。なんとも被験者にはなりたくない感じです。
ダニエルさんはグループを2つに分けて比較しました。
一方は普通に行う。
もう一方は同じ時間行った後、さらに一分実験を追加して、内視鏡を上下に動かさず、そのままにしておくというグループです。
追加の一分は苦痛は無く、ただ不快。
結果は…

■ アイデアフレーズ

【引用】結果は、一分間追加したグループのほうが、実験後の苦痛体験の記憶が和らぎ、もう一度内視鏡検査を進んで受けようという態度を示した。(中略)
この実験と同様に実生活でも、物事の結末をどう締めくくるかが重要だ。なぜなら、結末があなたの全人生の記憶や、やり直そうとする意志を永遠に変えてしまうからだ。
【出典】アスペクト『世界でひとつだけの幸せ』P17 著:マーティン・セリングマン 訳:小林裕子

人生、と考えるとデカく、なかなかつかみきれません。しかし最後だけ考えるなら、わりかし簡単です。
最期ではなく最後。
これまで生きてきた中で一番最後っていうのはいつかというと、「今」です。
「よし、ここで区切りをおいてちょっくらここまでの人生について考えてみるか」
としたとき、今がよければ、
「あれも楽しかったなぁ。あんときもツラいばっかりやったけど、いい思い出やし、肥やしになっとるんやろな」
幸せな人生だったと思えます。
でも、今が悪ければ…人生について振り返ることをやめた方がよいでしょう。
ピークエンドの法則…最後の記憶がより強く刻まれる。また、その強く刻まれた印象が、他にも影響を与えるのだから、あぁ怖い。
しかし、ある意味これは過去を変える力を人が持っている、ともいえます。
これまでの過去をよいものにするには、結末である「今」がよい状態であればいいのだから。
願わくば、自分の最後の最後、本当の最期の瞬間、
「ありがとう、みんなのおかげで楽しかったよ」
と言って逝けるような人生を歩みたいものです。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
あなたの今がよきものであることを祈って。

[`evernote` not found]
LINEで送る

« »