情報の集め方~意識すれば、見える。聞こえる。~
~チャンスは、誰しも等しく訪れる。
ただ、気づくか気づかないか
それだけの違いだ。~
少し前に、意識することで、情報が集まるという話をしました。
cf)アイデアが浮かぶプロセス~ステップ1『やりたいことの設定』
「意識すること」
これは、色々なところで効果を発揮する実践です。
意識すると集まってくるのは情報だけでしょうか?
いえ、それだけではありません。
チャンスもそう、アイデアだってそうです。
意識して、模索し、没頭しているから、チャンスに気づく。
アイデアを見つけられるんです。
■ 意識という、網
意識すること、
それは、網を張ることに他なりません。
情報は、網にかかる魚です。
何も意識していない状態を想像してください。
ボーっとしている、目に映るものは全て後に残らない。
聞こえてくる音は、雑音でしかない。
網を張らねば、魚はかかりません。
全ての情報を取り逃がします。
また、網ならなんでもいい…というわけでもありません。
■ かかる情報、ぬける情報
あなたの目に、今映っているものの中で、情報として入ってきているものは何でしょう?
・私の文章、文体だけですか?
・ブログの色の使い方だけ?
・文字の大きさ?色?
・モニターのホコリ?
・画面の角度?
目に映っているものの中の、ごく一部しか情報として入ってこないと思える。
でも本当は、映っているもの全てが、情報として、あなたの中を通り抜けているのです。
これは、見えている全ての魚が、あなたの網を一度は通過しているということ。
その量があまりに膨大なため、取捨選択され、
ひっかかったものだけが、記憶として残っていく。
記憶に残ったもの、それが得られた情報です。
それ以外は、捨てられた情報といえるでしょう。
網を通っているのだから。
■ 適切な網
さて、ここで大切なのが、取捨選択の基準です。
その基準はなんですか??
それは、あなたに意識されているか、されていないか。
要するに、下のようになります。
・意識されているもの →記憶(網にひっかかる)
・意識されていないもの→忘却(網をぬけていく)
あなたが、ブログのデザインに興味をいだいているなら、
このサイトの色合いが、情報として残るのかもしれません。
→デザインという名の網を張っているのだから。
文体に関心があるのなら、
文章の書き方に目がいって当然です。
→文章技術について集める、網を張っているからです。
人は、何かしらの網を張って生活しています。
しかし、それは特定の魚を捕まえようとするような網ではない。
その時々に応じて、自由気ままに、勝手に目の大きさを変えてしまう…そんな網でしかありません。
かかる情報は、いずれ使えるものかもしれませんが、即効性は、まず、ないでしょう。
また、そんな網を使っていれば、逃す情報の方が多いのです。
適切な網を張る
これは、大変重要な事ですね。
下手すれば、
意識しているかしていないかだけで、どんなに有益な情報をも逃しかねない。
そういうことです。
■ 意識することの大切さ
意識したものだけが、記憶として残る・・・
このことについて、「セレクティブメモリ」という原理を紹介されている方がいました。
コールドリーディングの一人者、石井裕之さんです。
セレクティブメモリとは、「意識に強くアピールした記憶だけが残り、その他のどうでもいいことは、それを見たり聞いたりしたという事実さえ忘れてしまう」という原理のことです。
『なぜ、占い師は信用されるのか? 「コールドリーディング」のすべて』
著:石井裕之 フォレスト出版刊
また、企画の大御所おちまさとさんは、「運の流れ」という話しの中で、意識することの大切さを、このように述べています。
●意識していないと偶然も起こらない
○視野にはいることで偶然と認識される
×見ていないと偶然と認識すらできない
『企画火山!』著:おちまさと NHK出版刊
■ 強く意識することが、適切な網を張る
・どんな悩みを解消したいんですか?
・あなたは、どんなアイデアを出したいんですか?
・ブログにどんな記事を書きたいんですか?
・どんな企画を立てたいんですか?
やりたいこと、抱えている問題を、強く意識してください。
見えるところに書いて、毎朝、意識しなおしてください。
日々、見えてくるものが変わってくるはずです。
そして、聞こえてくることも、感じることも、情報全て、あなた色にそまったものが集まってくるでしょう。
■ まとめ(チャンス・アイデアに気づくために)
・情報という名の魚をとるには、意識という網が必要だ。
・毎朝、やりたいことを意識して、適切な網を張りなおそう。
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2005年11月20日