続く行動?続かない行動?

三日坊主克服、習慣化アイデア

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続く行動?続かない行動?
「さ、仕事いこっ」
by:SarahCardwell

前回の記事では「アンダーマイニング現象」というのを取り上げさせていただきました。

【引用】アンダーマイニング現象
好んでやる事に対して報酬を与えると、報酬無しではやらなくなる現象。
【出典】フジテレビ『ホンマでっか!?TV(2011年1月19日放送)』話:植木理恵(心理評論家)

(参考:「褒めるも逆効果?アンダーマイニング現象とは」…家帰ったらリンク貼っときます。)
好んでやることすら「報償」が逆効果になるのに、少し好んではできないこと、仕事、ウォーキング、ダイエット、日記、ブログ、などはどうなんでしょうか?
ここにも三日坊主克服のヒントがあるような気がします。
続く行動?続かない行動?について、今回もよろしくお願いします。

■ 仕事を好きになれない理由「報償」

報償があるからこそ続けている行動の典型が「仕事」なのではないでしょうか?
「そうじゃないよ!報償関係なしでやってるよ!」
うらやましくて仕方がない。
私などはいちいち「あの電車にのったらコーヒー飲んでいい。」「乗り換えしたら本を読んでいい。」「仕事場についたら『綺麗なOLさん』とお茶していい」みたいな報償だらけで、やっと職場についている次第です。
嫁「何…綺麗なOLさんって?」
嫁、そして報償関係なしの方には目をつぶっておいてもらって話をすすめたいと思います。
報償というのは「仕事にいかなあかん」と腹をくくるのに非常に効果的です。その行動でお金をもらっている、ということはプロということですよね。
プロ意識を持つ最初のステップとして、報償というのはきっかけになります。
しかし仕事が惰性になってくるとき、様子は変わってきます。
プロ意識なんてどこふく風?「こんだけイヤな仕事してんねんから、給料もらって当然でしょう」となる。
仕事が惰性になってきたとき、給料をもらうのが当たり前に思ってしまいます。
そして、そのときはセットで考えている。
「仕事をする(マイナスがある)」から「給料がもらえる(プラスがある)」。
マイナスがあるからこそプラスがあるのよ、というセットですね。
セットで考えるというのが悪いことなのではないのですよ。「給料もらうんだから頑張ろう!」となんとか必死でやっている人を僕は素敵に思います。何より自分がそうであるのだし…トホホ。
ただ「報償メイン」であるために、仕事という行動がどんどん嫌いになっていくのかもしれません。
給料、報償というプラスを意識しすぎるために、コントラストとして仕事が、どんどんマイナスに感じてしまうからです。

【引用】たとえば、ほとんどの人は、自分たちの仕事に対する報酬が支払われる給料日のことを考えて、仕事に行く。(中略)彼らは報償を受けるために働く。その結果、働くことに抵抗しているのである。彼らは行動することを避けようとする。そのため行動がますます困難になる。
【出典】コスモス・ライブラリー『四つの約束』P64 著:ドン・ミゲル・ルイス 訳:松永太郎

「仕事ってイヤなもんでしょ?それでも行く!」
というのならOKです。報償メインで腹をくくりましょう。
でも、少しでも「自分の仕事を好きになりたい」、「天職だと感じたい」というのであれば、給料に執着するのは逆効果です。
報償を愛するのではなく、その行動、つまり仕事をやること自体を愛する工夫が必要なのかもしれません。
給料なくてもやるか?やらないか?です。
嫁「やらないっ!」
だよね。でも君、サービス残業めっちゃやってるやん。

■ 続く行動?続かない行動?「報償」

仕事に関して述べてきましたが、結局のところ、どのような行動にも、これはいえることかもしれません。
短期的なやる気には「報償」というのが大変役に立ちます。瞬発力はある、しかし長続きはしません。
続かない行動の典型が、「報償メイン」の行動です。
たとえば続かないダイエット。
「ダイエットをすればきれいになれるぞ!!」
そんな報償を一番に考えてウォーキングを始めました。
最初はよかったのですが、でも続きません。
「きれいになった自分が報償」そのプラスへの意識が強すぎて、いつまでたってもウォーキングがマイナスにしか思えないのです。
歩くのしんどい(マイナス)がんばろう、痩せるためだ。
やっぱりしんどい(マイナス)でもがんばろう、綺麗になるぞ。
今日、しんどいなぁ(マイナス)うーん、今日はいっか…。
歩くことが好きになれない。
逆にウォーキングが続いている人は、どこかで転じているはずなんです。
「ウォーキングって気持ちいいよね」って。
その行動自体に幸せを感じるようにスイッチが切り替わっている。
だから続く。そしていつのまにかダイエットしちゃっているんですね。

【引用】報償を求めるためではなく、そのことをやることだけのために行動するのであれば、あらゆる行動が楽しくなる。報償は得られるが、それは結果としてであって、あなたは報償には執着していない。報償を期待していないと、実際にあなたが受け取る報償は自分で予期していたものより大きくなる。
【出典】コスモス・ライブラリー『四つの約束』P64-65 著:ドン・ミゲル・ルイス 訳:松永太郎

自転車はこぎ始めが一番大変です。
でもこぎだして、スピードにのってくると後は非常に楽。
そのこぎ出しには「報償」がとっても役に立つのでしょう。
「きれいな自分を手に入れるためにウォーキングするぞ!」
「朝の自由な時間を手に入れるために早起きするぞ!」
「たくさんの人の注目を集めるためにブログを書くぞ!」
瞬発力のある「報償」も長距離には向いていません。
その行動自体を楽しめるようにならないと、長くは続きません。
「歩くって本当に気持ちいいよね」
「早く起きれたときの爽快感。人より先んじている感じが好き」
「書き上げる。何かを作り出すって、本当に愉しい。」
なんだかやる気がなくなってきたな…。
そう感じたなら、それが「報償メイン」から「行動メイン」にシフトしていくサインかもしれません。
報償目当てで行動を起こしていくのではなく、その行動自体を楽しんでいく方向へ。
そして、これは恋愛にもいえることです。

■ 続かない恋愛。続く恋愛。

英語で愛は「Love」で動詞だそうです。
つまり、愛とは行動。
「あなたが大切だ」という思いを伝えたり、相手のためになることをしたり、心を配ったり…そんな思いやりある行動を愛と呼ぶのだとしたら、続く恋愛というのはどういうものか?
やはり「報償」を求めない恋愛となるのでしょう。
恋愛の当初、「相手に何かをしてあげたい」そればっかりのときは不思議とうまくまわっていきます。
でも相手からの「報償」を求めだしたとき、キリキリと軋みだし止まっていく。
「愛してる。(あなたも愛していると言って)」
「こんなに尽くしているのに…(あなたも私に尽くして)」
思い当たるフシがありませんか?
僕が書いていることなので、千石には思い当たりまくりです。
夫婦間にギクシャクを感じるときも、相手からの報償を求めているときです。
「あいつは俺に時間をくれない」
「どうして手伝ってくれないの」
「報償」を求め、それがもらえることを当然と思い出したとき、こちらからの思いやりある行動が減ります。
これが続かない恋愛。
逆に愛する行動自体を楽しめる恋愛が続く恋愛といえるでしょう。

■ 続く行動は「行動自体」を楽しんで

恋愛もウォーキングもブログも早起きも、三日坊主を克服したいなら、「報償」に向いた目を少し「行動」の方へ向けてみませんか?
報償を求めないなんて、難しいかもしれないけど、少し意識してやってみるとその行動の楽しさ、本質に気づけるかもしれません。
小さいことでいいと思うんです。
恋愛なら、相手に言わずにこっそりと親切をしてみる。
ウォーキングなら景色をながめ、季節を感じ、歩けることに感謝してみる。
ブログなら、相手の読みたいものではなく、ただ自分が書きたいものを書いてみたり、コメントつかなくても気にしなかったり、アクセス数のチェックをやめてみる。
早起きなら、今日も生きてる!最高!と叫んでみる。
報償から目をそらし、「今」を「今している行動」を純粋に楽しんでみましょう♪一緒に♪
長い文章、最後までおつき合いいただき、ありがとうございました。

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