神通力を授かった、あなたと私。

禅的生活

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■ 神通力、超能力、ほしい?

この季節、冷たいものがほしくなります。
スイカ、アイス、ジュース、怪談、心霊写真、嫁の視線…。いや、嫁の冷ややかな視線は余計だな。いらん、うん、いらんね。
超能力…というか霊能力を信じますか?
見える力です。
僕は信じています。
それぞれの人は個々にアンテナを持っていて、映像やら音を受信している、なんて考えてみます。ラジオの電波はラジオのアンテナがあると受信できるし、テレビの電波は地デジアンテナがあると受信できる。
長く付き合った相手とは、言葉以外の波長で通じ合い、以心伝心のようなことができることがあります。お互いのことを受信するアンテナが立ってきたのでしょう。
それと同じく、人が普通に受信できる電波以外のアンテナを持っている人もいるかもしれない。
だから「人が見えないものを見ることができる」とあなたが言っても驚きません。
現に、知り合いでそういう人もおりますしね。
ところで、こういった特殊能力をほしいと思ったことありますか?
正直僕はあります。
X-MENとか見ていると、相手の思考を読むジーンの力をほしくなり、ワンピースを読んでいると、黄猿のピカピカの実(?)を食べたいと思っちゃいます。
でも仏教では、こういう力のことを神通力…というか、小神通というそうです。
小神通…ということは大神通もあるのか?というとあるんですねぇ。

【引用】仏教ではそういうのを小神通と言い、ほんとうの大神通とは『運水搬柴是れ神通』と言ってね、水や薪を運んだり、何とも思わなくても食べることができ、食べたものが必要なだけカロリーとして消化し、不要なものは排泄され、疲れれば眠りが授かり、眠っている間も呼吸ができ、眠りが足りれば自然に目がさめる、そういう働きを大神通と呼んでいるのです。こんな不思議な働きを始めからいただいている、それにめざめることこそ大切と呼びかけているのが仏教なのです。
【出典】海竜社『一度きりの人生だから』P140 著:青山俊董

■ 神通力を授かった、あなたと私。

もうすでに僕は神通力を授かっているようです。
しかも小神通どころではなく大神通なんですね。
『ドラえもん』で「グルメテーブルかけ」というような道具があったような気がします。ドラえもんの道具は魔法ですね。風呂敷のようなものに念じるだけで、好きな食べ物が出てくる。
でも、どんな食べ物も出せる風呂敷があっても、食欲を授からなければ意味がありません。
「食べたい」
その欲求がなければ、どんなコース料理も色あせます。
食欲がまったくわかないような病気にかかれば判る。あのときは、どんな好物も
「いらん」
そんな感じです。
食べ物をいくらでも出せる。その力はすごいですが小神通。
生まれたときからおっぱいを欲しがれる。その食欲こそが大神通。
神通力…ほしいなぁと思うことばっかりですが、もうすでに持っているのですね。いや、持っているというとおこがましい。
すでに僕は、大神通をいただいているのですな。
すごいことです。

【引用】ナスにナスがなり、キュウリにキュウリがなる。決してナスにキュウリはならない。これを神通力と呼び、これを不思議と感受できる感性もまた神通力といえよう。
一切のものがそれぞれの働きを始めから授かっている。それをこそ不思議な働きと言い神通と言い、それにめざめ、その働きを大切にせよ、と仏教は教える。
【出典】海竜社『一度きりの人生だから』P145 著:青山俊董

今回も最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。

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