念起こる。これ病なり。継がざる。これ薬なり。

禅的生活

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■ 念起こる。これ病なり。

この言葉は、禅で最も有名な言葉の一つだそうです。
念起こる、すなわち「思いが生じること」が病なのだ、ということです。
不安、心配、嫌な考えごと、過去の失敗の反芻…。
こんな思いがストレスになって体を蝕んでいくんでしょう。

■ 仏の語源

【引用】禅では、あれこれ思い患わなくても、本来の心に任せて生きれば何ごともうまくいくー私たちは本来、神、仏のような偉大な心の持ち主だと教えます。これをあれこれ計らうからうまくいかないのだというのです。
【出典】双葉文庫『禅の名言』著:高田明和

不安や心配といったものはどこから生まれるのかというと、

  • こうならないと嫌だな
  • こうなってほしいな

  • という思いからです。
    相手への不満や愚痴は、

  • こうしてくれたらいいのに

  • という思い。

  • こうならないと嫌だな
  • こうなってほしいな
  • こうしてくれたらいいのに

  • という思いのことを「執着」というのだそうです。
    禅の教えを逆で考えると、「思いから解きはなたれると本来の心である仏の心を取り戻せる」ということになりますが、そもそも「仏」の語源も「解き放たれる」ことを意味しています。

    【引用】執着やこだわりから解き放たれた人のことを、日本語で「ほとけ」と呼びました。「ほとけ」の語源は「ほどけた」「ほどける」という言葉から始まっています。つまり、自分を縛るもの(=執着)から放たれた人が「仏」なのです。
    【出典】中経出版『100%幸せな1%の人々』
    著:小林正観

    ■ 執着を少し手放すと楽になる

    すべての思いから解き放たれるのは無理…とは言わないまでも難しいことです。
    にんげんだもの。なかなか仏にはなれません。
    でも、悩み、不安、心配、不満、イライラ…そういうものを手放して楽になりたいのは確か。
    そんなとき、少し「今の自分の思い」を見つめてみるのがいいのかもしれません。
    執着していることがあるのなら、ちょっと手放してみませんか?
    そんなとき、禅のこの言葉を思い出してみてください。

    ■ 念起こる。これ病なり。継がざる。これ薬なり。

    【引用】「念起こる。これ病なり……」は「”あいつめ”という気持ちが起こっても、その考えを継いではいけませんよ。”あいつめ”をどんどん発展させてはいけません。本来の心に任せなさい。そうすれば、何もしなくても本来の心がものごとを解決し、うまい方向に行くように計らってくれますよ」という意味です。
    【出典】双葉文庫『禅の名言』著:高田明和

    嫌な思いというのは考えれば考えるほどドンドン大きくなっていきます。
    まさに雪だるま式。
    そんな考えが浮かんだら少し立ち止まって、
    「はい、また考えちゃってるよ、私」
    ストップさせましょう。
    大きな雪だるまなら大変ですが小さい雪玉なら処理も簡単です。
    これだけのことですが、やってみると驚くほど心が軽くなるのが判ります。
    「念起こる。これ病なり。継がざる。これ薬なり。」
    ぜひ、試してみてください。
    本日もありがとうございました。

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