後悔の予防策

モネたまの詩


後悔の予防策

祖母に葉書を書こうと思っていました。
痴呆がすすんだおばあちゃんに、少しでも文章を読んでもらおうと思って。
何より、遠くに住んでしまってなかなか孝行できないので、そのおわびの意味も込めて書こうと思っていました。
書こう書こうと思って、はや一ヶ月。
こんなに延びてしまったのは、と考えると
・いつもストックしているはずの葉書が手元になかったこと、
・郵便局に行く暇もないほど仕事が忙しかった、
・住所録がどこかにいってしまった、
・猫が邪魔をしてくる、
・虫が邪魔をしてくる、
・葉書の書き方を忘れてしまった、
・文字の書き方を忘れてしまった、
色々出てきます。
でも全部、後付けの言い訳。
できない自分を正当化するための言い訳です。
大掃除、読書、勉強、エクササイズ、親孝行…
「やろうと思っていたんだけど…」
やるのがいいに決まっている、そう判っていてもなかなかできないことがあります。
大抵のことは、今からでも間に合う。
でも、間に合わないときだって確かにあります。
孝行したいときに親がいない、とても悲しいことです。
小さく始めればいいのだと思うのです。
なかなか行動を起こせないのは、それをやるのがあまりに大きな負担に思えてしまうから。
僕はよく一番大切なことを見誤ってしまいます。
孝行で大切なことは、きっとその人に感謝の気持ちを伝えることでしょう。
あらたまって何かしなければいけない、そんなことはない。
葉書を書くだけでいい。
それこそ電話をかけて声を聞くだけでいいのだと思います。
大きさに戸惑い一歩が踏み出せないときは、小さく小さく始めてみませんか?
1mmの一歩が、
「どうして、あのとき伝えられなかったんだろう」
「なんで、あのときしなかったんだろう」
そんな後悔を消してくれるかもしれません。
最後までおつき合いいただき、ありがとうございました。


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