小さい報酬が満足度を上げ、やる気を育てる。

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【概要】大きい報酬は満足度を下げ、内なるやる気を奪ってしまう。小さい報酬は満足度を上げ、貢献する喜びや仕事に対する本当のやる気を教えてくれる。

■ 満足感を生む報酬

夏川賀央さんの『すぐやる化習慣術』から、こんなお話がありました。
仕事の満足度を測る実験があります。
学生につんまらない仕事をしてもらい、一方の群には「ほどほどの報酬」を与えます。
もう一方の群には「まったく労力に見合わない報酬」を与えるそうです。
で、その仕事が「どれほど意義あるものだったか?」と聞くと、さて、どちらの群が仕事に満足感を見出していたでしょうか??

【引用】じつは「見合わない報酬」しか、もらえなかったグループなのです。いい報酬をもらったのは「自分がこれほどつまらない仕事をしたのもこの報酬のためだ。だからいいじゃないか」と行為に対する合理的な理由づけができる。
ところが、労力に報酬が見合わないグループは、そうできない。だから、「意義ある仕事ができたじゃないか」と、別の形で自分の行動に理由づけをしているのです。
【出典】永岡書店『すぐやる化習慣術』P74 著:夏川賀央

見合わない小さい報酬をもらった方が、やり終わった仕事そのものに対する満足感が上がるんですね。

■ 小さい報酬のすすめ

従業員が考えたアイデアがあります。
そのアイデアの採用率が、日本とアメリカでは違うようです。
どちらの方が高いと思いますか?
答えは日本。
日本は90%で、アメリカはたった38%だそうです。
この違いはなんなのか?
出典はロバート・マウラーさんの『脳が教える!1つの習慣』です。

【引用】アメリカと日本における提案プログラムの大きな違いは、提案した従業員への報奨だ。
アメリカでは、提案が採用された従業員は、たいてい企業にもたらした成果に比例した多額の現金を受け取る。これは善意から出た良識的ともいえるアプローチだが、たいていの場合、失敗する−従業員が、多額の報奨を生み出す壮大なアイデアばかり考えだそうとするからだ!
【出典】講談社『脳が教える1つの習慣』P181 著:ロバート・マウラー 訳:中西真雄美

報奨に繋がらない「小さなアイデア」は軽く見られ、実現不可能な大きなアイデアしか出てこなくなってしまうのですね。
ちなみに日本の報奨金の平均は約400円だそうです。
小さなアイデアは実現しやすいのでしょう。90%の実現率というのもうなづけます。
改善の国、日本ですね。
そして高すぎる報奨は、それ自体が目標になってしまい、仕事に対する意欲を奪いかねません。

【引用】一度大きな報奨を手にすると、また新たに望ましい行動を続けていこうとする意欲が薄れる、あるいは失われる傾向がある。
一方、小さな報奨は、社員一人ひとりの内側からのやる気を後押しする。「モノ」ではなく実質的に正当な評価を与えることになるからだ。小さな報奨は、向上したい、貢献したいという社員の内なる欲求を、企業や上司が高く評価したという合図になるのである。
【出典】講談社『脳が教える1つの習慣』P182-183 著:ロバート・マウラー 訳:中西真雄美

内からわき出るやる気を育てたいなら、やはり大きい報酬ではなく、小さい報酬でやっていくのがよいようです。
「よし、この記事書いたら自分を褒めよ」
小さい小さい報酬でやる気を育てていきましょう♪
長い文章、最後までありがとうございました。


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