完璧記憶、完璧霜降、完璧恋愛

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■ 完璧な記憶

パッと見たものを写真のように記憶できたらなぁ、と思います。
すると楽ですよね。
漢字テストの勉強も一瞬だったろうし、歴史の年号も簡単に覚えられただろうし、マーケティングの資料、初めて行く取引先のデータなんかも一度目を通しておけば大丈夫。
なかなか覚えられない人の顔だって…というわけにはいかないそうです。
どうしても見たものを写真のように完璧に記憶してしまう人には、人の顔が覚えられない。
これは池谷裕二さんのお話。
完璧に記憶する人にとって、記憶した次の瞬間、その顔は記憶の中の顔と一致しなくなるのだそうです。
少しでも表情が違えばそれは別の顔。
完璧な記憶にとって、完璧に一致していないものは同じものではないのです。
角度が変わるだけで、風がふき髪型が変わるだけで違う人。
こうなってくると字もなかなか読めそうにありません。
行書体の「あ」とゴシック体の「あ」は違って見えてしまう。
手書きになってくるともうダメです。
だからテスト範囲を完璧に覚えてきても、
「うを!千石の奴、今日に限って手書きでテスト作ってきやがった…読めん!」
となる。
まぁ、完璧な記憶の持ち主でなくともこうなりますが、これは困ります。
完璧な記憶には意味がないのですね。
まったく融通がきかず応用力がない。

【参考】ブルーバックス
『進化しすぎた脳』
著:池谷裕二

■ 完璧な霜降

安田佳生さんのサーロインステーキの話。
サーロインは脂身が多いほど美味しく高級です。
霜降りというやつですね。
最高級品になってくると脂身が多くて白っぽい。
脂身が多ければ多いほど高級。
なら完璧な霜降りっていうと…いや、完璧な脂身になるとどうか?
はい、価値が無くなってしまいます。
最高級の霜降りの隣には100%の脂身が置かれています。
かたや買うのを見合わせるほどの値段、
かたや金を払わせてもらえない値段、つまり無料です。
脂身90%の霜降りには価値があるのに、脂身100%の霜降りでは価値が無くなってしまうんですね。

【出典】サンマーク出版
『下を向いて生きよう』
著:安田佳生

■ 完璧な恋愛

完璧な恋愛がなんだかわかりませんが、例えば相手が完璧だったとしましょう。
とてもハンサムで年収もよく、性格も最高。こっちの不満には全部対応してくれ、嫌なところはすぐになおしてくれる。
喧嘩も無く、浮気をしても許してくれる。
こんな相手がいればいいでしょうか?
きっと一瞬で飽きるのだと思います。
人と付き合っている気もしないでしょう。
無限にお金を持てば、人はお金に価値を見いだせなくなります。
何でも思い通りになる、無限に素晴らしい伴侶と暮らしても同じで、その価値を忘れてしまう。
恋愛の醍醐味は、完璧ではない相手の欠けている部分を見て、
「こんな人だけど、なぜか想ってしまうのよねぇ…」
と付き合うところにあるのだと思うのです。
天に住む神ほど完璧な織り姫と彦星がお互いを愛し続けらるには、「年に一度しか会えない」というほどの欠けた部分が必要だったのかもしれません。
なら、毎日顔を合わせる夫婦になるためには、欠けまくっているぐらいがちょうどいいのでしょう。
七夕にちなんでではないですが、「完璧はつまらない」というお話をお届けしました。
今日も完璧ではない素敵な一日をあなたが過ごせることを二人にお祈りして…
最後までありがとうございました。

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