嫌われているか気にする前に…

謙虚思考

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■ 簡単に裏返る評価

スーパーでの話です。
「今日は久しぶりにシチューでも作って、嫁さんを驚かせよっかなぁ」
鶏肉を買って、ニンジンを買って、ジャガイモ、マッシュルーム…
ワクワクしながら家に帰り、いざ料理を始めたとき、底に落ちました。
マッシュルームの中がものすごく黒ずんでいる。
せっかく驚かそうと思ったのに…
ひどい…
高いけどいい食材が置いてるから行ってたのに…
あのスーパー最低だ、二度と行くかっ!
いつもならただ捨てて、その他の具材で作り続けるところでしたが悲しくなり、少し気が済まなかった。
電話で苦情を言うことにしました。
電話係から代わった店長は、開口一番
「申し訳ございませんでした!すぐ私が新しいものを持って行かせていただきますので、」
「いえ、そこまでしていただかなくても」
「そんなことはございません。どうかご住所を教えていただきませんでしょうか?」
15分後店長がいらっしゃり、謝罪の言葉とマッシュルーム2パック、オリジナルのリンゴジュースを置いて帰っていきました。
普通のスーパーが一番嫌いなスーパーになり、一番好きなスーパーになった瞬間です。
以後、その近辺に住んでいるときは、食材の買い物は全てそのスーパーでしました。

【引用】
消費者側から見て最悪だと思うことが、謝罪や気遣いを示すことでひっくり返る
【出典】講談社『脳が教える!1つの習慣』
著:ロバート・マウラー 監訳:本田直之 訳:中西真雄美

■ 簡単に裏返る評価2

二十世紀アメリカの物理学者でノーベル物理学賞を受賞した、リチャード.P.ファインマンという方がいらっしゃいます。
そんなファインマンさんの小さい頃のお話。
出典は岩波現代文庫『ご冗談でしょう、ファインマンさん(上)』。
ファインマンさんは小さい頃からそれはもう機械イジリが好きで、ラジオなんかちゃっちゃと直しちゃう天才ぶりでした。
そんな噂が広がり、大人たちからラジオの依頼が来るようになったんですが、あるときとん奇妙なラジオに出くわします。
そのラジオはつけ始めだけ雑音が鳴り、しばらくたつと何事もなかったように鳴り出すんだそうです。
「お前、そんなちびっ子なのにラジオの修理ができるのかね?」
まったく雑音ぐらいなんだよ、と家についてみると、
ファインマン少年はそれを見て驚きます。
その雑音がとんでもないんです。
自分で出す雑音でブルブル震えるほどじゃないですか。
かと思えば本当に急に静かになり何事もなかったように鳴り出す。
頭をひねります。
なんでこんなことになっちゃってるんだ?
こんな変てこなことが起こるのは、真空管が…
また、依頼主のおじさんがうっとうしいことに、
「お前いったい何やってんだ。ラジオ直しに来ておいて、ただ行ったり来たりしてるだけじゃないか!!」
ファインマン少年はいい加減頭にきて、
「今ちょっと考えてるんだよ!」
そう言って、真空管を外し、配線を全て逆にしてからラジオをつけてみました。
さっきの雑音が嘘のように消えています。
それからというものおじさんは、周りの人に
「この子ときた考えるだけでラジオを直しちまったんだからな!」
と吹聴してまわったそうです。

【引用】
こっちを疑っていた人というものは、こういうことに出くわすと、かえってその埋め合わせみたいに、よけいこっちの肩を持つものだ。
【出典】岩波現代文庫『ご冗談でしょうファインマンさん』
著:R.Pファインマン 訳:大貫昌子

■ 嫌われているか気にする前の、大切なこと

評価がマイナスであればあるほど、ちょっとしたことでグルっとプラスに裏返ってしまう。
なら、人の評価なんてあまり気にしなくてもいいんじゃないでしょうか。
評価がプラスならプラスなんだから気にする必要がない。
評価がマイナスなら、何かのきっかけでグルっと裏返るのだから、気にする必要もない。
そんなことを気にしているより、当たり前に思えるような小さいこと、謝罪、感謝、親切をコツコツやっていればいいのかもしれません。
いつでも目の前の人を大切に思いたいです。

■ 合わせて読みたい

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  • 長い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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