マタイ効果とは?

アイデアホイホイブログ用語集

[`evernote` not found]
LINEで送る

■ マタイ効果とは

新約聖書、マタイによる福音書の一節にこんなものがあります。
〈誰でも、持っている人は更に与えられて豊かになるが、持っていない人は持っているものまでも取り上げられる〉
これにちなんで、社会学者のロバート・マートンが、「好機に恵まれた人ほどさらなる好機に恵まれやすくなる」ようなことを、マタイ効果と呼びました。

【引用】成功している人は特別な機会を与えられる可能性がもっとも高く、さらに成功する。
【出典】講談社
『天才!~成功する人々の法則』
著:マルコム・グラッドウェル
訳:勝間和代

■ マタイ効果とアイスホッケー

なんだか『ザ・シークレット』の引き寄せの法則みたいですね。
でも、『天才!』で紹介されているアイスホッケーの話には、神秘的なところはありません。
カナダに生まれてアイスホッケー選手になるには、早く生まれた方が相当有利なようです。
「年度の始めに生まれた少年」と「年度の終わりに生まれた少年」には、12ヶ月の差があります。
思春期前の12ヶ月、これは体格差に非常に影響を及ぼします。
そんな時期に代表メンバーを選ぶとしたら?
誰だって体格が大きく、器用な「早く生まれた」子を選ぶでしょう。
そして選ばれた子たちは、選ばれなかった子たちより三倍もの試合をこなす好機を与えられるんです。
「早く生まれた」という小さな好機が、「たくさんの実践経験」という好機を引き寄せる。
持っている人は更に与えられて豊かになる「マタイ効果」ですね。

■ マタイ効果から「成功とは」

どんなこともそうかもしれません。
重要な仕事は「仕事がつまった」忙しい人に任されます。
たくさんの仕事をこなしている人の方が経験豊富で安心して任せられるからですね。
行列のできたラーメン屋に並ぶのは簡単だが、閑古鳥の無く定食屋には入るのにも勇気がいる。
マタイ効果から、『天才!』のマルコム・グラッドウェルさんは、成功をこう定義しています。

【引用】成功とは、社会学者が好んで呼ぶ「累積するアドバンテージ」の結果である。
【出典】『天才!』著:マルコム・グラッドウェル

「雪だるま」なんですね。
最初は小さい好機が、転がっているうちに大きな好機になっていく。
人より少しだけよく笑う。そんなちょっとしたアドバンテージが、大きな幸せになっていくのかもしれません。

■ 初恋にやぶれた私

マタイ効果を読んで、初恋のことを思い出しました。
小学生の頃、4月生まれの女の子を好きになりました。
僕はというと3月26日生まれ。チビで発育も遅く、その子にとったら「弟」か「ガキ」にしか見えなかったでしょう。
恋の対象になるはずもない。
失恋の原因をマタイ効果のせいにして、古傷をなかったことにしながらのお別れです。
本日もありがとうございました。

[`evernote` not found]
LINEで送る

« »